
いのりまち町民集会2025 -ACOUSTIC LIVE シネマチックダイアリー- 埼玉公演・夜の部の感想
あらすじ(という名のただの前置き)
前回、2024年2月にもここソニックシティホールに町民集会夜の部で来たのですが、やたら寒かったあの日とは打って変わって厳しい暑さとなりました。いろいろありエンカ予定だった昼の部のオタクとは会えず、小腹を満たそうと会場周辺を彷徨くもカフェは全て満席、湿度の高い不快な暑さ、もうこの時点で帰ったろかなと悪態をついていましたが、正直に言うと前回のいのり現場が heart bookmark 千葉公演で半年以上経っており、他の現場に行ったりしていたのもあって、外出るのだるいけど前日にはチケット代回収しなきゃなくらいのモチベでした。
ストーリー(感想)
座席は1階13列で結構いい席を引けたのは良かったです。暑さで体力がだいぶ削られていたので安定の厚みのあるシートに身を委ねながら、BGMを聴いてぼうっとしてました。今回のテーマである映画をイメージしてか、開演前と退場時には古き良きアメリカの映画音楽とかジャズっぽいBGMが流れていました1。
舞台の大道具はシネマフィルムをイメージした割と大掛かりなもので、いのりまちのFCイベントって結構気合い入れてるな〜などと思っていると、BGMの音量が上がりいのりバンドが登場、間もなくシネマチックダイアリー2で上映開始です。アコースティックアレンジは全てバンマスであるみっちー(島本道太郎)さんが手掛けたらしい、すごいね。いのりちゃんの衣装ははっきりとは覚えてないけど上は深緑で下は白系のふわっとしたロングスカートだったと思う。「もしかして」(ッパーン)←ここのところどうノったらいいか戸惑った。サビ後のバックコーラスはすまり(須磨=virtuoso=和声さん)の歌い上げるようなヴァイオリンが務める。以降メインボーカル町長、バックコーラスすまり(のヴァイオリン)のような構成で進む曲が多かった印象でした。
Dreaming Girlsはイントロがだいぶ違ってたので意表つかれたなーという感想。アコステ✖️ドリガ🟰の解が頭の中に全くなかったので一人で「ほほう、そうきたかー」3になってた。
MCはバンドメンバーの紹介。キーボードの方だけ見覚えがなく、またまた新メンバー加入らしい。炬燵ではなく「こ」にアクセントがあるこたつさんです4。inoriのネーミングセンスには毎度驚かされます。ニックネームネタからドラムのふっふーさんが変な人呼ばわりされてたけど、会場にいたらしいね。ドラちゃんとかすまりが強烈すぎてあんまりそういう印象なかったけどそうなんだ。で、おばちゃんはクビになってないですよね大丈夫ですよね5
アコステで聴きたかった夏の約束は、glowでセトリ入りした記憶がまだ新しいので最初期のカップリングであることを忘れてしまっていた。バックモニタと舞台上にひまわり畑が出現して、ブルコンの2着目?を彷彿とさせた。レコーディングに比べるとだいぶ大人っぽくなったなぁという感想6。にゃんちーのパーカッションがいい仕事してた、これはもう一回聴いておきたい。
何年振りなんだよ、涙のあとは。ライブツアーではセトリ入りする印象があまりないので回収できて普通に嬉しかったです。そしてこの曲だけどういうアレンジだったか本当に記憶がない。寝てたのか?
今回のセトリでは最も原曲がアコースティックな風色Letter。舞台上にもメールポストがあってglowのセットを意識していたと思います。バックモニターには「鈴懸の道」が映し出されていた。
MC2ではミニメロフラ公開録音のような感じで町民から募集した質問に答えるコーナー。前回のようなオタク公開処刑イベント感はなく、終始まったりした感じで進んでました。改めてほんと色んなオタクがいるなと思いました、そして意識低すぎてお便り募集してたのも知らなかったです。読まれたオタクはおめでとうございます。
お着替えしてWillでかっこいいゾーンに入ります。バックモニターにはハスの花。(記憶が間違ってなければ)ヴィルトゥオーゾ・すまりが無双してましたね。去年のアコステライブのセトリにはこういうシックな曲はなかったので「こういうのもできるんだよ」的なチャレンジ精神を感じましたね。
そしてकूटस्थ(クータスタ)7やるとは思わなかったンゴね。。マニアックな選曲だけど、Willからのつながりで内へ入っていく陰のある雰囲気が良かった。最後バシッと決まっててかっこよかった。
MC3で衣装紹介しつつ回らされる町長、そしてStarry Wishへ暗き闇に星が灯る。これとトラエタはヴァイオリンでもある曲なので、すまりがいる時点でやる匂いがしてましたが満を持してイントロがなった時のどよめきが印象的でした。難曲を易々と歌い上げる町長の美声と哀しげに叫ぶようなヴァイオリンで意識がちょっと危うかった8。
続いてはYD原理主義者の皆様、お待たせしましたと言わんばかりにパレオトピア、クリスタライズが披露され、透明感のある町長の美声が会場を包み込みます。Willから続いてきた暗い世界が、パレオトピアのラストでパッと明るくなります。
2021年ハロホラツアーのクリスタライズを知っているとアコステアレンジでまさかこうなるとは思わなかった、カーニバル風?クリスタライズになって帰ってきました。客席とのコーレスコーナーもあり、オーディエンスも一体となって演出を作り上げていました。foo! とかのコールは入れたほうがよかったのかすごい迷った、コロナの後遺症で着席でコールすることにいまだに違和感がある。
MCを挟んで、ラストは今を僕らしく生きてくために。ここまでかなり予想外のセトリを展開されてもはや予想することもやめてしまっていましたが、今僕ってトリ務めるくらいに戦える曲だっけとなりました(語彙力)。オリジナルは電子音主体なのでアコステだとかなり違った雰囲気に聴こえましたね。個人的にCtRアルバム後半の曲はメッセージ性が強くてエモーショナルなので頻繁にやって欲しいと思っています。昔書いたアルバムの感想はこちらからどうぞ。
記憶が古すぎて、町民集会ってアンコールあったっけと思いつつ、幕引き後のいのりコールに手拍子を入れていると程なくしてREAL-EYES9。これは昨年やったHELLO HORIZONポジションと理解しました。シネマチックダイアリーから風色Letterまでの若き日の青春と思い出10、Willからクリスタライズまでの孤独と苦悩、そして今僕とリアライズで一気にカラッとしたハッピーエンドへ。まるで映画のような構成のセトリとなっており、あっという間ながら大満足の約100分でした。
全体的にはカップリングやノンタイトル曲が多めでややマニアックなセトリといった印象でしたが、ご新規さんや町民以外も多数参加するライブツアーと楽曲を隅々まで聴き込んでいる町民が集うFCイベントでは棲み分けがなされており、いのり監督をはじめとする制作スタッフ陣の思慮深さに気付かされます。

エンドロール(次回予告)
私はまだ仙台公演11もあるので、どの曲が日替わりとなるのかなどなど楽しみになってきました。このクソ蒸し暑い関東を出たくてうずうずしているので仙台は涼しいことを期待しております。
ここまでお読みいただきお疲れ様でした。先日PCをMacに買い替えたら、予測変換が使えなさすぎて予想以上に書くの大変だったので労ってください。